法律学科 林 健太郎(労働法)
ようこそ 林ゼミへ!

MESSAGE
教授より:
このゼミでは、労働法・社会保障法を学びます。
労働法は、会社(使用者)とそこで雇用される人々(労働者)との間に生じるさまざまな問題の解決のあり方を追究します。
使用者と労働者が一対一で相対すると、そこでは労働者がどうしても交渉力の面で劣り、労働条件(給料や働く時間など)の不合理な決定や働く環境の改善について自力で解決することは難しくなります。こうした実態を踏まえつつ、職場で生じる具体的な紛争・課題に対して、労働基準法や労働契約法などの実定法規の解釈・適用のあり方を検討していくことが労働法の主要な課題です。
これに対し、社会保障法が対象とする社会保障制度は、働くことを通じて生活費を得ることが難しくなってしまった場合にその所得を保障したり、また、子どもたち、病気・障がいを抱える人々、あるいは加齢によって一人では思うように生活を送ることができない人々を支え、社会関係を築いていくことを支援する制度です。
これらの制度を巡っては、給付・支援を必要とする人々、給付・支援を行う人々(主として行政機関)のほか、給付・支援に必要となる税や社会保険料を拠出する/徴収される人々も存在し、複雑な法律関係が立ち現れます。そこでは、給付や支援を必要とする人々の権利・利益の実現が妨げられないよう、相互の権利義務関係を明確化することが主要な課題になります。
いずれの分野も、一方では法律学の知見を活かしつつ、他方で人々の「生活」に深い関心をもちながら、人々の「生活」を法によってどのように支えていくかを考えていくことになります。受け身ではなく、自ら考えて積極的に学び・研究する方を歓迎します。
ゼミ生より:
林ゼミは、2024年度開講のとても新しいゼミです。そのため、いい意味でゼミのやり方や伝統はなく、私たち学生が主体となって様々なことを決定できる環境が整っていると思います。フレッシュな環境の下で自主的にゼミを運営していきたいという方、ぜひお待ちしています!
また、林ゼミで扱う労働法・社会保障法は、日吉では扱わないので抵抗を感じる方もいると思いますが、アルバイトや就活など日常生活を通して知らず知らずのうちに多くの場面で触れているとても身近な法分野です。新しい法分野にチャレンジしてみたい方や身近な問題について考えてみたい方にとてもおすすめです!!
PROFESSOR&MEMBER

2011年3月 慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
2013年3月 千葉大学大学院人文社会科学研究科 修了(修士)
2017年3月 早稲田大学大学院法学研究科 単位取得退学(博士)
博士(法学) (2020年9月早稲田大学)
経歴:日本学術振興会 特別研究員
北星学園大学 社会福祉学部 専任講師
慶應義塾大学 産業研究科 専任講師
慶應義塾大学 法学部 専任講師
2025年度3年生:11人(男6人/女5人)
LINKS
- ゼミインスタ @kenhayashi_semi
- 教員紹介
入ゼミ案内(2026年度)
・ゼミテーマ 労働法・社会保障法
・募集予定人数 10名
・選考方法 ES・面接
・9月入学生受入れ可否 可
・兼ゼミ可否 可(ただし、要相談)
・本ゼミ 未定(2コマ連続)
・サブゼミ なし
・卒論 あり
・4年次出席 あり
・特記事項 労働法と社会保障法の授業が履修必須科目です
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