政治学科 粕谷 祐子

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PROFESSOR & MEMBER

MESSAGE

本研究会は、発展途上国の政治を題材にして論理的なものの考え方を身につけることを主な目的としています。具体的には、途上国地域に共通してみられる政治問題を、比較政治学の理論的観点から検討します。比較政治学は、世界各国の政治現象に対し因果関係の特定を目的として分析する政治学の一分野です。ですので、特定の国・地域の政治を理解することや、途上国の貧困をどう改善できるのか、という政治学の領域を超えた問題の検討は本研究会の主眼ではありません。授業で取り上げる理論的な問題は、例えば、なぜ民主化するのか、経済発展を目指す政府政策はどのような効果があったのか、なぜ内戦がおこるのか、などといったものです。このような問題設定のしかたには、ある地域の固有名詞は含まれませんし、また、途上国政府や援助国はなにを「すべき」というような規範的な姿勢も存在しません。このような問題設定が目指すのは、地域を横断して存在する一般的な因果関係の探求です。本研究が途上国政治の理論的検討をおこなう、というのはこのような意味においてです。とはいえ、理論の応用対象としての地域に関する知識も不可欠であり、これに関しては地域研究関連の授業等で各自対応していただきたいです。
本研究会に「向いているタイプ」の学生は、自分でゼロから仮説を考える続ける忍耐力の ある人、データや事実にもとづいた分析が好きな人、世界の色々な国や地域の政治に興味・関心がある人、です。地域的には、担当教員の地域的な専門が東南アジアなので、東南アジア地域に特に関心を持っている学生を歓迎します。

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来年2025年度は粕谷教授がサバティカル休暇をとる関係で、ゼミ生募集を停止することになりました。
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