法律学科 川嶋隆憲(民事訴訟法)
MESSAGE
教授より:
当ゼミでは、「ゼミで学ぶ意欲」と「民事訴訟法への興味・関心」をお持ちのみなさんの積極的な参加をお待ちしています。ゼミは、様々な個性やバックグラウンドを持った学生が、同じ専門分野への興味・関心をもって一つのクラスに集い、他の学生と交流することを通じて、互いに影響し合い、成長する場であると考えています(私自身のいまも、そのようなゼミ生活の延長線上にあります)。ゼミへの参加が、実り多い学生生活の一助となれば嬉しく思います。
また、ゼミは、自己の専門とする分野について幅広く「学習」する場であると同時に、特定のテーマを深く掘り下げて「研究」する場でもあると考えています。私のゼミでは、3年次は前者、4年次は後者にウェイトを置くことを予定していますが、学年を問わず、これらの両方の面に関心を持って民事訴訟法学に取り組んでくれることを期待しています。
学生より:
こんにちは、法学部法律学科 川嶋隆憲研究会です!!
当ゼミは、2023年度新設の民事訴訟法ゼミです! 少人数での講義等を通じて、楽しく民事訴訟法について学習しています!
新歓についてはX(Twitter)や Instagramを通じて情報を発信していくので、ぜひチェックしてみてください!!
PROFESSOR & MEMBER
2001年慶應義塾大学法学部卒業
2003年同大学院法学研究科前期博士課程修了
博士(法学)(2020年慶應義塾大学)
職位:慶應義塾大学法務研究科教授
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入ゼミ案内
【ゼミについて】
1年目(3年生)は、民事訴訟法の事例問題を対話形式(「ソクラテス・メソッド」などと呼ばれます)で検討します。民事訴訟法の全般にわたって基礎的な理解を固めつつ、法学部生や法科大学院生に求められる水準の知見を修得することを目指します。
2年目(4年生)は、民事訴訟法の中でも特定の一つまたは複数のトピックを取り上げ、グループワークによる調査・報告等を行います。関連するスタディ・スキルとして、外国文献のリサーチや、その講読の時間なども取り入れたいと考えています。
このほか、定例行事として、歓迎会や送別会、他大学との合同ゼミ(2023年度、2024年度は名古屋大学、九州大学の民事訴訟法ゼミとの3大学合同ゼミ)等を予定しています。これらの行事は3・4年生合同で実施します。
【民事訴訟法について】
民事訴訟法は、民事訴訟に関する一連の手続(主として、訴えの提起に始まり、裁判所の審理を経て、判決の言渡し・確定に至るまでの手続)を定めた法律です。手続法の一般法として、民事訴訟以外の各種の民事手続(執行・保全、破産・民事再生など)を理解する上でも基礎となる法律と言えます。
私たちは、日々、生活や取引の中で、様々な権利(貸した物を返してもらう権利、損害を賠償してもらう権利など)を取得しますが、これらの権利を適切かつ迅速に実現することができるか否かは、民事訴訟の仕組みやその解釈・運用によって大きく左右されます。
現行の民事訴訟制度が、私たちの権利実現や被害救済の手立てとして十分なものであるかは、利用者(法律家や一般市民)の視点から、絶えず検証していく必要があると言えるでしょう。
近年では、裁判の専門化、複雑化、国際化、デジタル化など、時代の変化とともに民事裁判も変革の時期を迎えており、民事訴訟法学のフィールドも更なる広がりを見せています。
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