政治学科 小嶋 華津子
MESSAGE
火曜日の3,4時限に開講している「現代中国の政治・外交」について研究するゼミです。中国の台頭が喧伝される中、等身大の中国を捉え、政治・経済・社会の動態を理解することは、日本の未来を語る上でますます重要な「知」となっています。当ゼミでは中国、そして中国との関係に映し出された日本の過去・現在・将来を、様々な観点から議論します。具体的には基礎文献についての討論、ディベート、他大学とのインカレゼミ、卒業論文の執筆をします。
PROFESSOR & MEMBER
LINKS
入ゼミ案内
小嶋 華津子 研究会(2022年度) 募集要項
―現代中国の政治・外交―
2021 年10月31 日
1.ゼミの内容:現代中国の政治と外交
本研究会は、現代中国の政治・外交について研究します。中国の台頭が国際政治の流動化を助長するなか、等身大の中国を捉え、政治・経済・社会の動態を理解することは、日本の未来を語る上でますます重要な「知」となっています。また、中国の営みに対する鋭い洞察は、政治学の歪みを正し、発展させる知的挑戦への一歩でもあります。ゼミでは、中国、そして日本の過去・現在・将来を、様々な観点から議論したいと思います。
具体的には、次のような方法で研究を進めたいと考えています。
【3年生】
第一に、現代中国の政治・外交にかかわる幅広い基礎文献を読みます。各自が論点(A4判・1枚、和文1000字程度)を準備し、それに基づき討論を行います。その目的は、各自の文献読解能力を向上させるとともに、実のある議論に必要な基礎知識・視角の共有を図るところにあります。なお、時には、書籍を読むのではなく、皆で中国映画を鑑賞したいと考えています。
第二に、チームに分かれて、ディベートを行います。一つの命題について、チームで協力して情報を集め、肯定論・否定論双方から論理的に議論を組み立て、説得力のある弁論を行う訓練です。
第三に、卒業論文に向けた研究報告を行います。本ゼミに入った3年生には、4年次に卒業論文を書き上げ、提出することを約束していただきます。3年生の秋学期には、学術論文の書き方、資料収集の方法について学び、4年次にスムーズに卒業論文執筆に入るための企画書の作成を進めます。
第四に、他大学(東京大学、筑波大学、早稲田大学、立教大学、学習院大学)の中国政治ゼミとのインカレ・ゼミが毎年1度開かれます。
そのほかの活動(ソフトボール、合宿、三田祭など)については、皆で話し合って決めましょう。
【4年生】
卒業論文の執筆を進めます。少人数のグループ内での中間報告、ゼミ員全員の前での中間報告を経て、12月末までに学術論文を書き上げます。
2.開講曜時限:春・秋 火曜3時限
*4時限目に行われる4年生対象のゼミに出席を求めたり、3−4時限目を通して映画鑑賞をしたりする場合もありますので、4時限目も空けておいてください。
3.評価方法ほか留意事項
ゼミでの発表、議論への参加を見て総合的に評価します。なお、欠席は特段の理由が無い限り認めません。やむを得ず欠席する場合には前日までに小嶋まで連絡することが必要です。
4.入ゼミ課題・選抜方法
(1)1月31日(月)23時59分までに、下記のものをEメールに添付し、送付してください(k.kojima@law.keio.ac.jp)。2-3日以内に受領メールをお送りします。受領メールが届かない場合は、入ゼミ委員(k.kojima2022nyuzeminyuzemi@gmail.com)にご連絡ください。
①自己PR:所属学部(学科)・学籍番号、氏名、メールアドレス、志望動機、自己PR、ゼミへの希望などを、A4判1枚に、できるだけ具体的に書いてください。
②益尾知佐子『中国の行動原理――国内潮流が決める国際関係』(中央公論新社、2019年)を読み、4000字程度で書評論文を書いてください。
③以下の書籍あるいは映画の中から一つ選び、2000字程度で感想を書いてください。
*王力雄著、金谷譲訳『セレモニー』(藤原書店、2019年)
*チェン・カイコー監督『さらば、我が愛』
*ジャ・ジャンクー監督『罪の手ざわり』
(2)上記のものを遅滞なく提出した者について、統一選考日に面接を行います。
そのほか、何かご質問があれば、小嶋(k.kojima@law.keio.ac.jp)あるいは入ゼミ委員(k.kojima2022nyuzeminyuzemi@gmail.com)までお問い合わせください。
News お知らせ
No posts were found.