法律学科 丸山絵美子(民法)
MESSAGE
教授より:
法はあらゆる事象につながっています。社会問題を解決し、イノベーションをガバナンスする。研究会での学びを通じて、法を用いて社会をデザインする力を身に着けて欲しいと思っています。民法の伝統的解釈論上の問題から、消費者法の最先端の立法的課題まで、ともに議論していける仲間を歓迎いたします。
学生より:
少人数のゼミになることが予想されますので、真剣に民法・消費者法を学びたいと考えている方にとっては非常に良い環境だと思います。丸山先生は的確かつ丁寧に論文などの指導をしてくださるだけでなく、ゼミ内容に関わらない内容についても指導してくださいます。研究者や法曹を目指している学生のみならず、一般就職志望の学生も多く在籍しています。生徒の自主性を非常に重視するゼミなので、活動内容も進路に合わせて決定することが可能です。民法・消費者法ともにご見識の深い丸山先生のもとで学びたいという強い意思をお持ちの方はぜひとも入ゼミ係にお知らせください。
研究会(ゼミ)の目標 :
1・2年の講義で修得した民法の知識をベースに、民法の研究を深めます。裁判弁護のみならず、法改正の審議の場に参加したり、戦略的な助言を企業に対して行うことのできる弁護士になる、立法や裁判規範の形成に働きかけ、国際学会の場でも注目される研究者となる、立案担当を現場で担う官僚になる、各種資格試験を取得して民間で活躍するといった、高度に法的な専門知識を身に着け、自分自身を、学問を通じて鍛え上げることに関心のある学生を歓迎します。学生の関心に応じて、消費者法を取り上げることもあります。
PROFESSOR & MEMBER
1993年3月 東北大学法学部卒
学卒助手
博士(論文博士、東北大学、2017年)
職位:慶應義塾大学法学部教授
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入ゼミ案内
研究会(ゼミ)受講要件
民法の応用的研究になりますので、以下の受講要件を設定します。
- 民法の単位取得・成績:民法の講義科目(民法総論Ⅰ・Ⅱ、民法各論Ⅰ・Ⅱ、物権法Ⅰ・Ⅱ、債権総論Ⅰ・Ⅱ、法務演習Ⅱ(民法)春・秋の全部単位取得・単位取得予定と応募時点での成績が民法科目についてSもしくはAを8単位以上獲得できていること。
または
- 上記の民法関連の単位を取得・取得予定であり、かつ応募時点での全体GPA2.8以上。
ゼミの内容が参加の学生の関心に合致し、勉学の意欲があり、1.または2.に該当すれば入ゼミを認めます。また、早期卒業を目指している学生を歓迎します。
※演習の内容に関心を有し、応募資格をクリアして、応募や兼ゼミを相談したい学生は、ゼミ員のほか、直接教員に相談できますので、気軽にご連絡ください(教員の連絡先 「えみこまるやま」をローマ字小文字にし、あっとマークの次に、ケイオードットッジェイピー)
活動内容予定
【3年春学期】 判例・事例答案作成分析
担当者は、民法の比較的新しい最高裁判決およびそれをベースにした事例問題について、レジュメと答案を作成・報告します。報告に基づいて全員が議論します。 判例をしっかりと理解したうえで、判例をベースとした応用事例問題についても検討できる能力の獲得を目指します。1・2年生で学んだ基礎的知識をもとに、最高裁判決を読みこなし、応用的事例にも対応できる分析・検討能力の修得を目指します。学期の最後に、全員でディベートないし模擬裁判を1回行います民法・消費者法関連の論文・判例を分析し、議論する。
【3年秋学期】 小論文書評・事例答案作成分析
報告担当学生は、近年の民法改正後の条文や、最新判例について、解釈論的問題提起・対立の激しい論点について執筆している研究者の小論文を書評し、そこでの論点を含んだ事例問題について答案を作成します。報告に基づいて全員が議論します。
(2025年度以降の参加者について、2026年度の4年履修時には、春学期については、3年生のサポートおよび秋学期の小論文作成準備、秋学期は小論文を作成して、法律学論集に掲載することを目指します)
丸山ゼミ入ゼミ係: maruymama.e.seminar
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