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人文科学 林 秀光

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教授より:

人文科学研究会の共通した特徴のひとつは、法律と政治の両方の学生がいることで、異なる知識体系や発想から互いに刺激を与えあうことができることです。

本研究会の特徴は主に以下3点挙げられます。

第一に、中国政治と環境史の両方を学べることです。

義塾の伝統ある中国研究を学んだ者として、また中国人として、日本にとって非常に重要な隣国である中国の理解に役に立つような知見を議論しながら共有したいと思っています。

環境史に関してですが、国内外のこの分野の研究状況を踏まえ、また長江の三峡ダムを政治学の視点で長年研究してきて、どうしても地球規模の視点による物事の見方が必要であると痛感し、環境史の古典的な書物をゼミ生といっしょに勉強しています。ゼミ生から学ぶことが多く、義塾の伝統でもある「半学半教」を実践しているところです。

第二に、学びと遊びを通して友情を培うことです。

本研究会は入会の敷居を低くしていますが、勉強はそれなりにさせます。同時に、先生も余裕のある限りいっしょに遊びます。合宿、博物館見学、お茶会、昼食会などいろいろな企画があります。先生とゼミ生、ゼミ生同士が、緩やかにつながりながらも共に学んだことや遊んだことがきっと良い思いになり、人生を豊かにしてくれると信じています。

第三に、たったひとつの決まり。研究会では論理的な思考を鍛えるために、発表内容を必ず3点に絞るように求めています。それ以外はのびのびと、自分らしくやっていいということにしています。

三田に上がると、大学生活も残り2年となります。早まった就職活動(わたしの在学した時代に比べても)によって、なにかと落ち着かない雰囲気もありますが、この研究会は、皆さんにとって三田の山での、ひとつの「憩い」の場または自分を高める場になればと願っています。

 

学生より:

和気藹藹とした雰囲気の下、近年重要度が高まっている環境史と中国政治についての学びを深めています。また少人数のゼミであるため、ゼミ生同士の仲が良いことも魅力の一つです!日吉時代に林先生の授業をとっていない学生も多く在籍しているので、気軽にシラバスやSNS等をチェックしてみてください!

PROFESSOR MEMBER

林 秀光

林 秀光

1994年3月 慶應義塾大学法学部政治学科卒業

1999年3月 慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学

博士(法学) 2023年4月慶應義塾大学

職位:慶應義塾法学部教授

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