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人文科学 辻 幸夫 研究会

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辻幸夫研究会のサイトへようこそ!

この研究会は、法学部副専攻人文科学研究会の1つです。私たちは「心とことばの認知科学」をテーマに、心・言語・行動とその相互作用について学んでいます。

辻教授からひとこと:

私たちは喜怒哀楽を感じ、様々なことを考えます。しかし、それは主観的な経験であって、本当のところは他の人にはわかりません。私たちは、他の人も自分と同じように考え感じるはずであると、自分と他者を無意識に重ね合わせて想像しています。そして言動や行動の経験的知識に照らして推測し、直接・間接のコミュニケーションを介して、お互いに理解する努力をしています。それは個人と個人の間、グループ同士の間、国家間でも基本的には同じことです。
このゼミではヒトの「心、言語、行動」の相互関係と、それらがどのように社会や文化との相互作用をもっているのか、様々な問題を取りあげて考察します。色々な学部の学生が履修しますが、法学部出身で副専攻の認定を希望する 4年生は卒論を提出します。履修者の関心はさまざまです。たとえば、認知と行動の相関、言語とジェスチャー、マスコミと社会心理、広告やキャッチコピーの効果など、心理と行動の問題に集中する場合もあれば、政治の言説や法言語学、言語変種、翻訳の可能性、言語と認知の相対性など、言語と思考に焦点を当てる学生もいます。
「心、言語、行動」という人間にとって根源的な問題について学生自らが幅広く深く考察することで、自分自身や他者・社会をしっかりと観察する目が養われ、それが柔軟な思考と適切な判断をもって行動することに繋げられればということが研究会の期待するところです。

PROFESSOR MEMBER

辻 幸夫

辻 幸夫

言語心理学、神経言語学、認知言語学など認知科学領域が専門ですが、とても博覧で、ゼミ生がどんな質問をしてもわかりやすく解説をしてくださる素敵な教授です。認知科学会や神経心理学会、認知言語学会など様々な学会に所属し、精力的に活動していらっしゃいます。

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