政治学科 杉木 明子

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杉木明子ゼミは火曜日に【サハラ砂漠以南】を対象地域として政治、経済、社会問題、平和構築について学んでいます。

アフリカの国や地域に関することだけでなく、アフリカを絡めた国際問題についても検討するので、アフリカに関連して幅広い分野の知識を身につけることができます。

また、JICAの開発コンサルタントの方とワークショップの開催や、上智大学・早稲田大学のゼミと合同ゼミの開催、外務省の方を招いての講義を実施するなど、従来のゼミ以外の活動も積極的に行っています。

アフリカに興味のある方のたくさんのご応募お待ちしております!

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PROFESSOR & MEMBER

【地位】:教授

【学歴】(卒業・修了年)
1992年 津田塾大学 学芸学部国際関係学科卒業
1994年 ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカルサイエンス大学院国際関係論修士課程
修了、M.Sc. (国際関係学修士)
1995年 慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了、法学修士
1997年 英国エセックス大学大学院国際人権論修士課程修了、MA(国際人権論修士)
2002年 英国エセックス大学大学院政治学専攻博士課程修了、Ph.D(政治学博士, 2003年授与 )

【研究室】:三田研究室棟708号室(内線23308)

【担当学科目】:アフリカ現代史I, 現代アフリカ政治論I, 現代アフリカ論特殊研究I, 杉木明子研究会

【専攻領域】:現代アフリカ政治、国際関係論

【研究紹介】:アフリカ(特に「アフリカの角」地域・東アフリカ)における難民・強制移動問題, 民族紛争・内戦・「テロ」, および海賊・海上犯罪に関する調査・研究を行なっています。また「草の根レベル」からの紛争解決・平和構築にも関心があり, 事例をふまえた理論的研究も進めています。

【主要著作】:『国際的難民保護と負担分担』(単著)法律文化社, 2018年. 『難民・強制移動研究のフロンティア』現代人文社(共編著), 2014年. “Problems and Prospects for the ‘Regional Prosecution Model’:Impunity of Maritime Piracy and Piracy Trials in Kenya”, Journal of Maritime Researches, Vol. 6, 2016.

【所属学会・団体】:日本アフリカ学会, 日本国際政治学会, 日本比較政治学会, 日本平和学会, 国際人権法学会, 国際法学会, グローバル・ガバナンス学会

【留学】:ロンドン大学(クィーン・メアリー・カレッジ, 1990-1991), ロンドン大学(LSE, 1993-1994), エセックス大学(1996-2002), ヨーク大学難民研究センター(カナダ)客員研究員(2010-2012)

4年生17人 3年生19人

入ゼミ案内

【学習内容】
1.本研究会に関して
 本研究会は、 国際関係論、 国際政治学における主要な問題を主にアフリカ諸国およびアフリカ域外の諸アクターに焦点をあて、考察します。重視しているのは、 第 1 にアフリカの現状を踏まえた上で、様々な事象を政治学、比較政治学、国際政治学の分析アプローチを用いて考察することです。第 2 に、貧困、国際開発協力、民族紛争・内戦・「テロ」、難民問題、平和構築・復興支援などの主要な問題を国レベル、地域レベル(例えば南部アフリカ、西アフリカ、サヘル地域など)、国際関係(アフリカと EU、アフリカとフランス、アフリカと中国等)から捉えなおしていきます。

 アフリカやアフリカをめぐる国際関係を学ぶことは様々なメリットがあると思います。第 1 に、新たな知識や知見を取得することができます。多くの人が抱きがちなネガティブなイメージはアフリカ諸国の持つ多様な一面にすぎません。 例えば、近年、スポーツ(特にサッカーや陸上)、音楽、ファッションなどの分野でアフリカ出身者の活躍がみられるようになってきました。また、 紛争解決のために、伝統的な紛争解決のメカニズムを活用し、紛争当事者の和解を促し、地域の平和的な共存を図る平和構築の取り組みや、創意・工夫によって新たな難民支援プログラムを打ち出すなど、 先駆的な事例もみられます。 第2に、アフリカを学ぶことで、 定説、通説となっている価値観や「事実」をとらえ直し、日本や世界のあり方を再検討することができるのではないかと思います。 当研究会では、アフリカの文化、社会、政治等に関心がある方はもちろんのこと、国際開発協力、教育問題、 民族紛争・内戦・「テロ」、紛争体験国における平和構築・移行期正義、難民・国内避難民・強制移動問題などに関心がある方を歓迎いたします。

2.募集人数 16名程度(応募者数により変更の可能性あり)

3.他学部・他学科生の受け入れ
応募を歓迎いたします。これまでに法律学科、文学部、商学部、経済学部の学生が所属しています。

4.留学中または留学予定者の受け入れ
3 年次秋学期以降に留学を予定している場合は特に問題ありません。現在留学中の 2 年生はメールでご 連絡ください。留学予定の方は志望理由書にその旨を記載してください。

5.ゼミの進め方 (火曜日 4・5限)
*2025 年度は3・4年生合同で火曜日の4・5限にゼミを行います。 (なお、 毎回ではありませんが、6 限まで延長の可能性があります。 )
*4 限:3・4 年合同で、基本となる文献や資料にもとにゼミ生が報告し、ディスカッションを行います。
*5 限 :主に 4 年生の卒論中間報告をもとにグループディスカッションを行う予定です。 なお、当ゼミは 4 年次に卒論を執筆することを必須としております。
*上記以外に文献検索・データ講習、ワークショップ、他大学との合同ゼミなども行う予定です。 貿易ゲームや SDGs に関するワークショップ、 ジャーナリスト、 JICA、 NGO関係者をゲストとしてお招きしました。
*通常のゼミとは別に他大学との合同ゼミを週末や長期休暇期間に実施する予定です。原則として全員参加が基本方針です。参加することを前提の上、応募してください。

6.ゼミの雰囲気
アフリカ地域という珍しい研究会だけあり、個性豊かな温かいゼミ員ばかりです!
また他では聞くことのできない、先生の衝撃的なアフリカ現地話はゼミの目玉です!!

【⼈数】
3年(7期):19名
4年(6期):17名

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【入ゼミ試験】2025年度杉木明子研究会の入ゼミ課題を本日(12月8日付)で発表させていただきました。

1. エントリーシート:下記のリンクにアクセスし、ーグルフォームに記入してください。 (keio.jp の認証が必要です) https://forms.gle/SA7HqhmSCDAs6N159

2. 志望理由書(2000 字〜3000字程度、上限なし)
志望理由、大学生活で特に取り組んできたこと、ゼミで取り組みたいこと、現時点で考えている卒論のテーマ、卒業後の進路、自己アピールなどを自由に記入してください。

3.レポート (3000 字程度、上限なし)A 又は B を選択してください。
(A)(国際開発・開発援助)
 日本が行ってきた途上国支援ふまえた上で、今後、日本や他のドナー(援助供与国)はアフリカに対してどのような開発開発協力や人道支援を行うべきだろうか。必読書と(a)または(b)を読み、それらの内容をまとめたうえで、自分の考えを述べてください。
(必読書)松本勝男『日本型開発協力―途上国支援はなぜ必要なのか』ちくま新書
(a) 吉田敦『アフリカ経済の真実―資源開発と紛争の論理』ちくま新書
(b) 花谷厚『人道と開発をつなぐーアフリカにおける新しい難民支援のかたち』佐伯コミュニケーションズ

(B)(紛争解決・平和構築)
 アフリカにおいて発生した内戦・民族紛争に対して国連やアフリカ域外諸国が介入し、紛争解決や平和構築に関与してきた。このような取り組みはアフリカ諸国の紛争体験国の紛争解決に貢献したのか、またどのような問題があるのかを課題図書(必読書およびcまたは d)を読み、それらの内容をまとめたうえで、自分の考えを論じて下さい。
課題図書:
(必読書)篠田英朗『平和構築入門―その思想と方法を問いなおす』ちくま新書
(c) 落合雄彦編『アフリカ安全保障論入門』晃洋書房
(d) 井上実佳他『国際平和活動の理論と実践―南スーダンにおける試練』法律文化社

<提出課題2と3の書式>
*A4サイズ、フォントサイズ(11)、横書き設定で、ワードで作成して下さい。
*2と3の課題はそれぞれ別の文書ファイルとして作成し、ファイル名と氏名を記入して保存してください。
*3の課題に関しては、どちらのテーマ(A または B)を選択したか、氏名、学籍番号、所属学部・学科を必ず記入してください。

<提出方法・締切>
*締切:2025年 1 月 31 日(火)23:59 まで(厳守してください)
*1のエントリーシートを記入して送信したうえで、2、3の課題をメールに添付して、下 記の送付先へ送ってください。(万一のため 2 つのメールアドレスへ送信してください)
*送付先: asugiki★keio.jp (★を@に換えてメールを送ってください)
africaseminar2018★gmail.com (★を@に換えてメールを送ってください)
メールを受信後、48 時間以内に受領確認のメールを送ります。返信がない場合は Twitter の@AFRseminar2018 までダイレクト・メッセ―ジを送信して下さい。

<その他>
*選考方法:提出された課題及び統一選考日(2月4日)の面接
*入ゼミ試験(面接)は 10:00~18:00 の間に三田キャンパスで対面で行う予定です。スケジュールを空けておいて ください。詳細は、応募課題提出後にお知らせします。
*現在海外留学中の方を除き、個別対応を行うことはできませんので、ご了承ください。
*質問等がある場合も上記のメールアドレスへ連絡してください。

皆様なご応募をゼミ生一同お待ちしております!!!

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