法律学科 山元 一(憲法)

MESSAGE

教授より:

山元研究会は,憲法の研究を中心にしつつ,仲のよいコミュニティを目指しています。

ゼミは報告の回とディベートの回を交互にしています。たとえば,信教の自由がテーマの時には,報告の回では,ある班に信教の自由についてのポイントを報告してもらい,それについての質疑応答を行います。また,次のディベートの回では,別の二つの班が出題されたテーマに関して,ディベートを行います。ディベートを行った後は,よかった点と改善すべき点について,ゼミ全体で検討します。出題されるディベートの問題は,信教の自由についてであれば,「ある高校の生徒にシーク教徒がいて,儀式用のナイフを携帯していた。それが先生に見つかり,校長によって停学処分を受けたとする。この停学処分の是非についての検討しなさい。」というものです。生徒側であれば,信教の自由の観点からの宗教上の必要性についての主張をし,校長側であれば,生徒の安全確保の観点からの当該処分の妥当性について主張をして,この二つの主張を闘わせることになります。

ゼミで実際に取り上げたそれ以外のテーマとしては,例えば,営業の自由と白タク営業の禁止,教育を受けさせる義務と親からの残虐な歴史についての教育についてのクレーム,夫の同意を得ない妻の妊娠中絶の拒否,タトゥーのある者の海水浴場の利用禁止,夫婦別姓問題,非実在青少年のポルノ規制,県の条例による家庭におけるネット・ゲームの時間的制約,ウクライナ戦争への志願と私戦予備罪の適用などです。

学生より:

山元ゼミの大きな魅力としてお伝えしたいのが、教師陣と学生、また学生同士の間に自然と存在するフランクに意見交換を行える雰囲気です。大きな講義室で教鞭を執られている山元先生をイメージする方が多いかもしれませんが、このゼミでは学生と目線を合わせ、意見を積極的に取り入れながら我々の理解を助けてくださっています。教授による一方的な講義ではなく、あくまで学生中心に誰でも気軽に発言することで自ら憲法の面白さや難しさを発掘することの出来る環境が整っています。

決して理解が簡単であるとは言えない憲法ですが、不安に感じる必要はありません。我々のゼミでは現時点での実力は問いませんので、互いに刺激を受けながら一緒にレベルアップしていきましょう!

PROFESSOR & MEMBER

1984年3月 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業

1992年3月 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了

博士(法学) 1992年3月東京大学

職位:新潟大学教授,東北大学教授等を経て,慶應義塾大学大学院法務研究科教授 パリ第Ⅱ大学ミシェル・ヴィレー研究所シニア・ヴィレー・フェロー

入ゼミ案内

【ES公開】

リンク⇩

https://docs.google.com/document/d/1dVpnz00qBbAfwW_ksAI175SL4DYEDimkHP3gX1s0Oe0/edit#heading=h.vqqt86udd0ir

※入力にはkeio.jpの認証が必要です。

春学期:3年生がメインで活動する。サブゼミでは憲法の基本的知識インプットのため1人1回発表を行い、本ゼミでは数人で1チームとなりサブゼミで扱った以外の憲法のトピックスについて発表を行う回と、それに基づきチーム対抗でディベートを行う回を交互に実施する。

秋学期:3年生と4年生が合同でチームとなり、ディベートを行う。

都度先生からのフィードバックや質問の機会があるため、疑問に思ったことはすぐに解決したりゼミ内で議論のテーマとすることができる。

今年度募集予定人数:20名程度

選考方法:   ES、面接

昨年度入会選考応募者 応募/採用:一次2/2  二次17/17

男女比: 2:1

九月入学生受入可否:可

兼ゼミ:可

他学部受入可否:可

本ゼミ:1

サブゼミ:あり

卒論: 卒論あり(提出条件は1文字以上)

四年次出欠:出欠あり(就活等配慮あり)

必修授業: なし

ゼミSNS:yamagensemi(Instagram) @yamagenzemi @yamagenzemi2022(X)

ゼミテーマ、特記事項:憲法(論点に関するディベート)

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