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人文科学 許 光俊

入ゼミ案内

「ゼミ」という言葉から喚起される状況や人間関係を好まないので、特に書くべきことはありません。普通の授業と同じく履修手続きし、出席し、課題をやってくれればそれでよいです。とにかく課題だけは、きちんと読んできてください。

原則として、誰でも受講できます。ただし、普通に上手に学生をやっている人は、このクラスに参加する必要は特にないでしょう。ほかの有意義な授業に出ましょう。

この大学には優等生が多く、教員から高く評価されるのをことのほか喜ぶようですが、あまり期待しないでください。よほど目立たつ人以外、1年出席しただけでは名前も顔も憶えられません(なぜって、若者のほとんどはまだ固有の人生を生きていないので、顔がみんな似ていますから)。先生に関心を持たれたい、愛されたいという欲求がある人は、もっと親切な教員を探したほうがよいでしょう。

時折、小説などを書いて持ってくる者がいますが、添削はしません。そもそも添削をしてほしいような人は、文章を書かなくてもよいのです。何か立派なものが書けたと思ったら、新人賞に応募しましょう。