現代ドイツの政治・社会・言語・文化に関する種々の問題を扱います。参加者の関心に応じて,自力で資料を集め,Referat にまとめて発表し,全員で議論を重ねることで,最終的に1つの論文に仕上げることが目標です。
これまで扱ってきたテーマとしては,いくつか例を挙げると,戦後ドイツの歩み,東西ドイツ分断の経緯,東西ドイツ国境事情,東ドイツの政治文化,ベルリーンの壁の建設と崩壊,各政党の成立と政策,社会民主党の歴史,ヴィリー・ブラント,兵役義務,ドイツ語の人名,ドイツと日本の言語政策,戦後ドイツの知識人,政治教育の現状,68年世代と緑の党の誕生,1990年代のドイツ,ドイツの脱原発政策,憲法愛国主義,ヤスパースによる「罪」の分類,東西ドイツ統一の背景,ホロコーストと過去の克服,ドイツの安全保障政策などでした。この他のテーマももちろん歓迎です。
ドイツ連邦共和国に関する問題を中心としますが,参加者の希望によっては,ドイツ語圏の他の国々についてのテーマを扱うことも妨げません。
三瓶 愼一
ドイツ語学,現代ドイツ社会一般,言語政策論を勉強しています。