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政治学科 杉木 明子

入ゼミ案内

  • 【学習内容】
    1.本研究会に関して
    本研究会は、多角的な観点からアフリカ諸国が直面する諸問題を考察します。重視しているのは、第 1 にアフリカの現状を踏まえた上で、様々な事象を政治学、比較政治学、国際政治学の分析アプローチを用いて考察することです。第 2 に、民族紛争・内戦・「テロ」、難民 問題、平和構築・復興支援、開発協力などの主要な問題を国レベル、地域レベル(例えば南部アフリカ、西アフリカ、サヘル地域など)、国際関係(アフリカと EU、アフリカとアメリカ、アフリカと中国)から捉えなおすことを留意しています。
    アフリカはあまりなじみのない「遠い地域」かもしれませんが、アフリカを学ぶこと、アフリカから学ぶことは様々なメリットがあると思います。第 1 に、新たな知識や知見を取得することができます。多くの人が抱きがちなネガティブなイメージはアフリカ諸国の持 つ多様な一面にすぎません。例えば、近年、スポーツ(特にサッカーや陸上)、音楽、ファッションなどの分野でアフリカ出身者の活躍がみられるようになってきました。また、紛争解決のために、伝統的な紛争解決のメカニズムを活用し、紛争当事者の和解を促し、地域の平和的な共存を図る平和構築の取り組みや、創意・工夫によって新たな難民支援プログラム を打ち出すなど、先駆的な事例もみられます。第2に、アフリカを学ぶことで、定説、通説 となっている価値観や「事実」をとらえ直し、日本や世界のあり方を再検討することができるのではないかと思います。第3に、アフリカは「マイナーな地域」であり、研究者も多いとは言い難いのですが、だからこそ所属や専門分野を横断した学際的ネットワークと連帯 意識、協力関係があります。当研究会もこれらを活かした活動を行う予定です。

    2.募集人数 15 名前後

    3.他学部・他学科生の受け入れ
    応募を歓迎いたします。これまでに法律学科、文学部、商学部の学生が所属しています。

    4.留学中または留学予定者の受け入れ
    3 年次以降に留学を予定している学生も歓迎いたします。現在留学中の 2 年生はメールでご 連絡ください。留学予定の方は志望理由書にその旨を記載してください。

    5.ゼミの進め方 (火曜日 3・4 限:本ゼミ、5 限:サブ・ゼミ)
    *3 時限:3 年生のみで行います。アフリカ政治に関する基礎的文献を精読しながら、ディスカッションを行います。
    *4 時限:3・4 年合同で、4 年生による卒論中間報告に基づき、ディスカッションを行いま す。ゲストスピーカーをお招きしたり、ワークショップを実施する場合もあります。
    *5 時限:サブ・ゼミでは春学期は 3・4 年合同で、アフリカ情勢に関する最新情報の分析や文献を輪読します。秋学期は 3 年生が中心となり、三田論(三田祭)や合同ゼミの準備を行います。
    *当ゼミは 4 年次に卒論を執筆することを必須としております。
    *上記以外に文献検索・データ講習、ワークショップ、他大学との合同ゼミなども行う予定 です。貿易ゲームや SDGs に関するワークショップ、ジャーナリスト、JICA、NGO関 係者をゲストとしてお招きしました。
    *通常のゼミとは別に他大学との合同ゼミを週末や長期休暇期間に実施する予定です。原 則として全員参加が基本方針です。それに参加することを前提の上、応募してください。

    6.ゼミの雰囲気
    アフリカ地域という珍しい研究会だけあり、個性豊かな温かいゼミ員ばかりです!
    また他では聞くことのできない、先生の衝撃的なアフリカ現地話はゼミの目玉です!!

    【⼈数】
    3年(5期):15名
    4年(4期):14名

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    【入ゼミ試験】2022年度杉木明子研究会の入ゼミ課題を本日(12月1日付)で発表させていただきました。

    1. エントリーシート:下記のリンクにアクセスし、グーグルフォームに記入してください。 (keio.jp の認証が必要です) https://forms.gle/DWAcBGwXGrrJL5T26

    2. 志望理由書(2000 字程度)
    志望理由、大学生活で特に取り組んできたこと、ゼミで取り組みたいこと、現時点で考えている卒論のテーマ、卒業後の進路、自己アピールなどを自由に記入してください。

    3.レポート (3000 字以上 6000 字以内)A 又は B を選択してください。
    (A)(国際協力)
    アフリカにおける感染症や熱帯病に対して日本や他のドナー(援助供与国)、そして私たちはどのような支援を行うべきでしょうか。下記の課題図書(必読書と a, b, c のいずれかを選択し、計 2 冊)の内容をまとめたうえで、自分の考えを述べてください。
    課題図書:
    (必読書)遠藤貢他『ようこそアフリカ世界へ』昭和堂、に収録されている第9章「感染症」 (玉井著)
    (a) 詫摩佳代『人類と病』中公新書
    (b) P.J ホッテズ&B.T.スリングスビー(北潔・鹿角訳)『顧みられない熱帯病ーグローバルヘルスの挑戦』東京大学出版会
    (c) 新山智基『顧みられない熱帯病と国際協力』学文社

    (B)(紛争解決・平和構築)
    アフリカにおいて発生した内戦・民族紛争に対して国連やアフリカ域外諸国が介入し、紛争解決や平和構築に関与してきた。このような取り組みはアフリカ諸国の紛争体験国の紛 争解決に貢献したのか、またどのような問題があるのかを課題図書(必読書およびdまたは e)を読み、それらの内容をまとめたうえで、自分の考えを論じて下さい。
    課題図書:
    (必読書)篠田英朗『平和構築入門』ちくま新書
    (d) 井上実佳他『国際平和活動の理論と実践ー南スーダンにおける試練』法律文化社
    (e) 村橋勲『南スーダンの独立・内戦・難民』昭和堂

    <提出課題2と3の書式>
    *A4サイズ、フォントサイズ(11)、横書き設定で、ワードで作成して下さい。
    *2と3の課題はそれぞれ別の文書ファイルとして作成し、ファイル名と氏名を記入して保存してください。
    *3の課題に関しては、どちらのテーマ(A または B)を選択したか、氏名、学籍番号、所属学部・学科を必ず記入してください。

    <提出方法・締切>
    *締切:2023 年 1 月 31 日(火)23:59 まで(厳守してください)
    *1のエントリーシートを記入して送信したうえで、2、3の課題をメールに添付して、下 記の送付先へ送ってください。(万一のため 2 つのメールアドレスへ送信してください)
    *送付先: asugiki★keio.jp (★を@に換えてメールを送ってください)
    africaseminar2018★gmail.com (★を@に換えてメールを送ってください)
    メールを受信後、48 時間以内に受領確認のメールを送ります。返信がない場合は Twitter の@AFRseminar2018 までダイレクト・メッセ―ジを送信して下さい。

    <その他>
    *選考方法:提出された課題及び統一選考日(2月4日)に開催する個別面接にもとづき総 合的に判断します。(海外留学中の学生のみオンライン対応可)
    *入ゼミ試験(面接)は 10:00~18:00 の間で行う予定です。スケジュールを空けておいて ください。留学中の学生を除き、個別対応を行うことはできませんので、ご了承ください。
    *質問等がある場合も上記のメールアドレスへ連絡してください。

    皆様なご応募をゼミ生一同お待ちしております!!!