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政治学科 森 聡

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教授からのメッセージ


「現代国際政治のゼミというのは、いったい何を扱うのだろうか。」
現代国際政治という言葉を目にしたときに、おそらく多くの人はこのような疑問を抱くだろうと思いますが、「大国間政治をめぐる最先端の諸問題」というイメージでとらえてもらえればと思います。例えば2022年度は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、「米中露関係と国際秩序」をテーマにゼミを実施しました。春学期は、欧米発のアメリカ、中国、ロシアの外交や戦略、国際秩序に関する最新の論文・論考を取り上げ、秋学期は、軍事、経済安全保障、テクノロジーをめぐる大国間関係に関する論文・論考を取り上げています。ゼミ生が文献の要点を解説し、その内容を踏まえてゼミ生全員で考えて問いを立て、その問いに対する自分の考えをまとめ、ゼミで意見を持ち寄って議論し、講評・解説を聞くというプロセスを繰り返します。この作業を通じて問うことを学び、学んだことを問うてもらいます。

2023年度のゼミで扱う全体テーマは、「ウクライナ戦争勃発後の米中関係」とする予定ですが、最終的には、2023年度のゼミ生と相談して決めます。21世紀前半の国際政治に大きな影響をもたらすとされる米中関係について、様々な知識を身に付けて、深く思考してもらいます。台湾をめぐる国際政治・安全保障が一つの重要な焦点になっていくと思われます。当研究会は2022年度に新設され、今回第2期生を募集しますが、ゼミの仲間たちと楽しみながら自分を鍛えたい、和気あいあいとしながらも真剣に学問に取り組みたいという意欲ある学生諸君を歓迎します。国際政治の専門知識は問いません。卒業する時に、「大学在学中に、その当時の先端をいく国際政治のテーマについて学び、同世代の誰にも負けないほど調べて考えて議論した」と自負できるようになりたいと思う人に応募してもらいたいと思います。
当研究会は2022年度に新設され、今回第2期生を募集しますが、ゼミの仲間たちと楽しみながら自分を鍛えたい、和気あいあいとしながらも真剣に学問に取り組みたいという意欲ある学生諸君を歓迎します。国際政治の専門知識は問いません。卒業する時に、「大学在学中に、その当時の先端をいく国際政治のテーマについて学び、同世代の誰にも負けないほど調べて考えて議論した」と自負できるようになりたいと思う人に応募してもらいたいと思います。

私たちのホームページも併せてご覧ください。 https://xs702382.xsrv.jp//morisemi/

PROFESSOR MEMBER

森 聡

森 聡

森 聡 教授(もり さとる)


 

専門分野


国際政治学、現代アメリカの外交・国防政策、冷戦史


 

略歴


1996年 外務省入省
2006年 東京大学大学院法学政治学研究科附属比較法政研究センター研究機関研究員
2008年 法政大学法学部准教授
2010年 法政大学法学部教授
2013年 ジョージワシントン大学シグール・アジア研究所客員研究員
2014年 プリンストン大学公共国際政策大学院客員研究員
2018年 中曽根平和研究所上席研究員(~現在)
2022年 慶應義塾大学法学部教授(~現在)
(学歴)
1995年 京都大学法学部卒
1997年 京都大学大学院法学研究科修了(法学修士)
1998年 米コロンビア大学ロースクール修了(LL.M.)
2007年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(博士(法学))


 

現在


法政大学2015年度「学生が選ぶベストティーチャー賞」を受賞。

趣味はアメリカの映画(Star Warsファンでライトセイバーを12本保有)・TVドラマ鑑賞…。苦手な食べ物は、生セロリとパクチー。好きな食べ物は身体に悪いもの全般。ラーメン、パテ類、茸類、トンカツ、漬物、蕎麦、魚介類など。好きな言葉=「脅されず、踊らされずに、踊る」「十年一剣を磨く」。

現在は、国際秩序の動態分析、アメリカのインド太平洋戦略、人工知能などの先端技術が安全保障や国際政治にもたらす影響といった研究テーマに取り組んでいる。シンクタンクの安全保障問題や現代アメリカの対外政策に関する多数の研究プロジェクトで研究委員を務めるほか、科学研究費プロジェクトにも参加。


 

主な著書
    • ・『ヴェトナム戦争と同盟外交』、東京大学出版会、2009年。アメリカ学会・第15回清水博賞受賞。(単著)
    • ・『ウクライナ戦争と世界のゆくえ』東京大学出版会(2022年8月1日刊行)(共著)
    • ・『「大国」中国と対峙するインド太平洋諸国』千倉書房(2022年7月1日刊行)(共著)
    • ・『入門講義 戦後国際政治史』慶應義塾大学出版会(2022年2月25日刊行)(共著)
    • ・『アメリカ政治の地殻変動』東大出版会(2021年11月12日刊行)(共著)
    • ・『アフターコロナ時代の米中関係と世界秩序』東大出版会(2020年12月22日刊行)(共著)
    • ・『現代アメリカ政治外交史』、ミネルヴァ書房、2020年。(共著)
    • ・『アメリカ太平洋軍の研究―インド・太平洋の安全保障』千倉書房、2018年。(共著)
    • ・『アジアの国際関係―移行期の地域秩序』春風社、2018年。(共著)
    • ・『アメリカの核ガバナンス』晃洋書房、2017年。(共著)
    • ・『現代日本の地政学―13のリスクと地経学の時代』中公新書、2017年。(共著)
    • ・『アジア太平洋の未来図―ネットワーク覇権』中央経済社、2017年。(共著)
    • ・『希望の日米同盟―アジア太平洋の海洋安全保障』中央公論新社、2016年。(共著)
    • ・『冷戦と同盟―冷戦終焉の視点から』松籟社、2014年。(共著)
    • ・『冷戦史の再検討―変容する秩序と冷戦の終焉』法政大学出版局、2010年。(共著)
    • ・Japan’s Possible Acquisition of Long-Range Land-Attack Missiles and the Implications for the U.S.-Japan Alliance, Santa Monica: The RAND Corporation, 2022.(共著)
    • ・China’s Rise and Australia-Japan-US Relations: Primacy and Leadership in East Asia, Elgar, 2018(共著)
    • ・Ironclad: Forging A New Future For America’s Alliances, Center for Strategic and International Studies, 2019.(共著)

 

現在参加中の研究プロジェクト・研究会(2021年10月現在)


1. 科研・基盤(A)「先端技術と国際秩序:革新技術がもたらす国家のパワー、権威、倫理の変容」
2. 科研・基盤(A)「現代アメリカにおける政治的地殻変動:政党再編と政策的収斂」
3. 科研・基盤(B)「米国による同盟の戦略的調整に関する比較歴史研究:脅威認識、安心供与、コスト分担」
4. 中曽根平和研究所「米中関係」
5. 中曽根平和研究所「米国政治外交」
6. 中曽根平和研究所「宇宙・サイバーと先端技術」
7. 日本国際問題研究所「大国間競争時代の日米同盟」
8. 日本国際問題研究所新「アメリカ」
9. 笹川平和財団「アメリカ現状モニター」
10. 笹川平和財団「新領域における抑止の在り方」
11. 法政大学ボアソナード記念現代法研究所「現代国際秩序における正統性の相克」
12. 東京大学「米中競争による先端技術の安全保障化の背景とグローバル経済への影響」
13. 慶應義塾大学「朝鮮半島の構造変動」
14. 政策研究大学院大学「インド太平洋地域における海洋安全保障」
15. 経団連21世紀政策研究所「国際秩序」


 

  • きむとし

    きむとし

    3年

    内ゼミ代表

  • ひなこ

    ひなこ

    3年

    OB・OG係

  • あさひ

    あさひ

    3年

    リクルート係

  • じんじ

    じんじ

    3年

    リクルート係

  • しゅん

    しゅん

    3年

    オープンゼミ係

  • かな

    かな

    3年

    CS映像企画リーダー

  • りの

    りの

    3年

    合同ゼミ係

  • しゅり

    しゅり

    3年

    合宿係

  • まひろ

    まひろ

    3年

    HP係

  • たつひと

    たつひと

    3年

    オープンゼミ係

  • もね

    もね

    3年

    合同ゼミ係

  • ゆうすけ

    ゆうすけ

    3年

    合同ゼミ係

  • アンドリュー

    アンドリュー

    3年

    外ゼミ代表

3年生13人

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LINKS

  • 2022.10.30
    LINKS
    リンク ホームページ インスタグラム ツイッター

概要

  • 2022.10.29
    概要
    概要 当ゼミ(木曜五限開講)は、今年1月に発足したアメリカのバイデン政権の外交と世界戦略を追いながら、国際政治学の最新の文献を読み、チーム(アメリカ班、中国班、ロシア班)に分かれて調査・分析を行って、ゼミ生が自分なりの問いを立てて、その答えを導き出す研究を行うことを目的とします。  バイデン政権は、分野に応じて対決・競争・協調という3つのアプローチを使って中国に向き合っていくといわれています。そのとき、中国や日本、東南アジアやヨーロッパ、国際機関はどのような影響を受け、またそのように反応してアメリカに影響を及ぼしていくのでしょうか。その先に待っているのは、対立と分断の世界なのか、それとも協調と包摂の世界なのでしょうか。当ゼミは、米中関係に軸足を置きつつ、それが日本や東南アジア、ヨーロッパといった諸地域、さらには国際機関での多国間外交、宇宙やサイバー空間をめぐる国際関係とどのように相互作用しあうのかに目を向け、研究を行います。  ゼミでは、例えば次のような問いを立てて、調査・研究に取り組みます。米中間における先端技術、経済、デジタルインフラ、地政学的影響力、情報、軍...

研究会の進め方

  • 2022.10.29
    研究会の進め方
    研究会の進め方 毎週のゼミでは、米中露関係や、米中と東南アジア・日本・欧州・グローバルガバナンスに関する最新の論文・論考を1本ないし研究書の1章を取り上げ(英語文献あり)、その内容について議論を重ねます。 学期中のゼミでは、<第1週>にレジュメとパワーポイントスライドに基づいたプレゼンテーション(プレゼンし聞かせる力)を2人一組で行い、次週までの課題について検討し(問いを立てる力)、<第2週>に前週に定めた課題について議論(説明する力、討議する力)し総括するというサイクルを繰り返して、力を身につけていきます。自分たちで課題(問い)を立て、1週間かけて考えてきて、翌週のゼミで議論してもらうという方式です。  並行して、チーム別に担当テーマについて調査を実施してらい、調査結果をケーススタディとしてまとめてもらい、夏合宿で発表してもらいます。(ゼミで講読する文献は、ケーススタディに関連するものとします。) 秋学期には、共通課題の短いペーパーを執筆する作業を通じて、文献調査、思考や論文の書き方などの基本的な作法を身に付けてもらいます。4年生になった際には、自分で自由...

実践的活動

  • 2022.10.29
    実践的活動
    -夏合宿、合同ゼミ、海外自主研修旅行について- 森聡研究会ではゼミ生と相談した上で、夏合宿、他大学との合同ゼミ、海外自主旅行研修を予定しています。森先生が法政大学でご担当されていたゼミでも合宿などを行っていました。 以下の投稿は、あくまで法政大学の森聡ゼミナールでの様子ですので、ゼミ生と話し合いの場を設けた上で行事についても決定したいと思います。
  • 2022.10.28
    実践的活動
  • 2022.10.28
    実践的活動
  • 2022.10.28
    実践的活動